UVランプからLEDへ置き換える際の補助金
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近年、環境負荷や安全性の懸念から、UVランプをLEDへ置き換える動きがあります。
UVランプは、印刷・塗装・コーティングなど、様々な製造現場でUV硬化のために使用されています。
しかし、これまで運用してきた工場や生産ラインなどのUVランプをLEDに置き換えるには、相応の投資が必要となります。
そこで、UVランプからLEDへ置き換える際に使用できる可能性のある補助金をピックアップいたしました。
ものづくり補助金
中小企業向けの使いやすい補助金
正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」、中小企業庁が実施している補助金です。
中小企業者等の生産性向上や持続的な賃上げに向けた、革新的な新製品・新サービスの開発や海外需要開拓に必要な設備投資等を支援しています。
革新的な新製品・新サービス開発の取り組みに必要な設備・システム投資等を支援する「製品・サービス高付加価値化枠」と、海外事業を実施し、国内の生産性を高める取り組みに必要な設備・システム投資等を支援する「グローバル枠」があります。
どちらも補助率は1/2~2/3、最大3,000万円の補助を受けることができます。
生産ラインのUVをLED化することで、新規事業や海外事業に併せて取り組まれる場合、適用できる可能性があります。
詳細および公募要領などの最新情報については、ものづくり補助金総合サイトをご確認ください。
中堅・中小成長投資補助金
投資額10億円以上
正式名称は「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」、経済産業省が実施している補助金です。
持続的な賃上げを目的として、足元の人手不足に対応した省力化等による労働生産性の抜本的な向上と事業規模の拡大を図るために行う工場等の拠点新設や大規模な設備投資を支援しています。
中堅・中小企業(常時使用する従業員数が2,000人以下の会社等)を対象に、投資額10億以上かつ賃上げ要件を満たすことが条件です。賃上げ要件については、規定に則り目標を掲げ、達成する必要があります。
補助上限額は、50億円(補助率1/3以下)とされています。
LED化による生産コスト削減や生産効率向上をもとに、賃上げ要件を満たすことができれば、適用できる可能性があります。
詳細および公募要領などの最新情報については、中堅・中小成長投資補助金公式サイトをご確認ください。
中小企業成長加速化補助金
投資額1億円以上かつ売上高100億円を目指す企業
当補助金は、中小企業庁が実施している補助金です。
売上高100億円超を目指す、成長志向型の中小企業の大胆な設備投資を支援しています。
売上高100億円を目指す中小企業を対象に、投資額1億円以上かつ「100億宣言」を行っていること、一定の賃上げ要件を満たす今後5年程度の事業計画の策定が条件です。
補助上限額は5億円(補助率1/2)とされています。
既存設備のLED化だけでなく、工場や拠点の新設・増築を併せて行い、売上高の増加を狙うようなケースで、適用できる可能性があります。
詳細および公募要領などの最新情報については、中小企業庁公式サイトをご確認ください。
このように、国は中小企業をはじめとする事業者に向けて様々な支援制度を展開しています。
弊社では、これら制度の活用とUVランプからLEDへの置き換えソリューションをご提案しています。
ぜひご相談ください。


