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帯電防止剤を使用する用途

帯電防止剤は、静電気がモノに帯びることを防ぐ薬剤です。
帯電防止剤の用途として、食品の付着防止(パッケージ・かやく、砂糖・塩など調味料の小袋)、ほこりの付着防止、服、ヘアケア用品、紙、プラスチック製品、電子機器の防護などに使用されています。

食品の付着防止

かやく袋

身近な例で言うと、例えばカップラーメンのかやく袋に帯電防止剤が使われています。
乾燥したネギや調味料が静電気によりフィルムで形成された袋に不着してしまうと、うまく取り出せず支障があるためです。

尚、食品には健康上の影響面で配慮が必要なため、薬剤が直接食品に接触することがないものを選ぶことが望ましいです。

直接食品に接触しないフィルム用帯電防止剤「BONDEIP®」

ほこりの付着防止

ほこりの付着防止

ほこりを不着させないことが明確な商品の付加価値になるケースもあれば、ユーザーへの気遣いとして愛される商品づくりに活かされるケースもあるでしょう。

また、産業用途ではクリーンルーム内にほこりを持ち込みたくない場合などで帯電防止剤が用いられます。

直接食品に接触しないフィルム用帯電防止剤「BONDEIP®」

衣類の付着防止

衣類の付着防止

一般用には衣類の帯電防止スプレーや柔軟剤がありますが、一過性のものであり効果が持続しない点には注意が必要です。

また、服自体に帯電防止効果を付与した帯電防止服もあります。
工場内において放電による引火・防爆用途で用いる場合は、帯電防止剤ではなく導電性繊維を用います。

ヘアケア用品の付着防止

ヘアケア用品

毛髪は帯電しやすいため、リンスの成分に導電効果がある成分を用いるなど、ヘアケア用品は帯電防止剤が用いられる場合があります。

紙製品の帯電防止

紙製品については、クリーンルーム内で用いるような専用用紙で帯電防止剤が使われるケースがあります。

プラスチック製品の帯電防止

ラミネートフィルム

プラスチック製品の表面に帯電防止剤を塗布する/プラスチックへ練り込む方法もありますが、持続性や薬剤の人体接触の懸念からプラスチック製品の表面にラミネートフィルムを貼り付け、ラミネートフィルム内に帯電防止剤を塗布する方法もあります。

ラミネートフィルム用帯電防止剤「BONDEIP®」

電子機器の防護

テープ

電子機器・精密機器に静電気は大敵です。
フィルムに帯電防止剤を用いることで静電気と傷から防護する用途や、帯電防止効果を付与したテープを使い電子機器を安全に取り扱えるようにすることが可能です。

ラミネートフィルム用帯電防止剤「BONDEIP®」

おすすめの帯電防止剤製品

ここまで帯電防止剤の用途についてご紹介して参りましたが、フィルム用の帯電防止剤には2つの種類があることをご存知ですか?

「電気を表面に流し逃がす」ことで帯電させない方式と、「そもそも帯電させない」方式があります。

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