帯電防止剤(ラミネートフィルム用)BONDEIP®
BONDEIP®(ボンディップ)はラミネートフィルムの層の間に挟み込むことで、フィルム表面の静電気を抑えることが可能な画期的なコーティング剤です。 カップ麺のかやくの袋から電子機器の帯電防止テープまで広く採用されているベストセラー製品です。
BONDEIPの使い方
ラミネートフィルムにBONDEIPの層を1層追加(塗布)するだけで、表裏両面に帯電防止効果を発揮します。
BONDEIPを印刷プライマー、粘着剤プライマー、押し出しアンカーコート剤等としてラミネートフィルムの製造工程に塗布して用います。フィルムの内側と直接接することがないため、食品から半導体まで用いられています。
BONDEIPの用途例
米袋の例
保護フィルムの例
かやく袋の例
フィルムの内側と直接接することがないため、食品から半導体まで用いられています。
一般的な帯電防止剤とBONDEIPの比較
一般的な帯電防止剤の効果
一般的な帯電防止剤は、フィルム表面の電気抵抗値を低くすることで、電気を放電させ帯電を防止します。
塗布型
塗布型は、基剤の表面に帯電防止剤を塗布します。
そのため即効性がありますが、効果が一時的で耐久性に欠ける面があります。
練込ブリードアウト型
練込ブリードアウト型は、1年程度は効果が持続しますが、効果が発現するまでに時間が必要です。
また、べたつきなどに注意が必要です。
練込永久型
練込永久型は、耐久性に優れますが、一方で添加量が多く必要になります。
BONDEIPは他の帯電防止剤とは異なる物理現象を用いて、帯電を防止します。
BONDEIP
BONDEIPは静電誘導防止性により
フィルムの帯電を防止します。
BONDEIPはフィルム表層に無くても高い帯電防止効果を発揮します。またその性質から帯電防止効果が10年ほど持続した実績もあります。
BONDEIPの仕様
BONDEIP-PA100主剤 | BONDEIP-PA100硬化剤 | |
---|---|---|
主成分 | アクリル系共重合樹脂 | エポキシ樹脂 |
溶媒 | イソプロピルアルコール・水 | イソプロピルアルコール |
粘土(25℃)mPa・s | 800~1800 | 2~8 |
不揮発分% | 30~34 | 7.5~10.0 |
混合比(重量比) | 1:1 | |
可使時間 | 25℃で約8時間 | |
希釈溶剤 | イソプロピルアルコール:水=2.0:1.5の混合溶剤 |
※上記の値は暫定的なものであり、かつ規格値ではありません。