オートスプライサー
材料交換による、
印刷速度の低下や材料のロスを大幅に改善
オートスプライサーとは、印刷機や加工機などのウェブ材料(紙やフィルム)をロール切替を自動化する装置です。
稼働中のロール残量が少なくなると、新しいロールを自動で継ぎ合わせ、生産を止めることなく連続運転を可能にします。
Martin Automatic社のオートスプライサーは、材料の切り替え時にも印刷・加工速度を落とすことなく運転し続けることが可能です。
そのため、繋ぎ目前後に発生する不良部分を大幅に削減し、材料コストの節約に貢献します。
特徴
- ウェブを切断すると同時に、継ぎ目全体にテープをアイロンで押し付け、裏側にテープを貼り付けることで、接合を強固なものにします。綺麗な切断部分と重なりのない仕上がりを実現しています。
- 特許取得済みの内蔵ロールハンドリングシステムは、補助的なロールローディング装置を必要とせずに、最大 1406kgのロールを持ち上げ可能です。
- 自動サイドレイ機能は、消費中のウェブと準備済みのウェブの位置合わせを維持します。
消費中のウェブの位置をセンサーが監視し、自動サイドレイシステムが補正することで、接合時にウェブの位置合わせが確実に行われます。 - 慣性補償型張力制御としてMartin Automatic社の慣性補償技術が搭載されており、ウェブがプロセスに入る際に、一貫して正確な張力を維持します。
- 自動接合開始機能により、稼働中のロールの直径を監視し、設定された直径で自動的にロール交換を行います。
また、材料が芯から離れると自動的に接合を開始し、材料の使用率を最大限に高め、無駄を最小限に抑えます。
オートスプライサーご紹介動画
ロール交換の仕組みについても、動画内でご紹介しております。
アプリケーション例
下記のようなアプリケーションの製造や加工の現場で活用されています。
包装材(紙製/フィルム製など)
PSラベル/タグ
ラミネートチューブ
ラップラウンドラベル
ケーシング
濾材
不織布
グラスファイバーマット
建築資材
モデル一覧・仕様
| モデル | 最大接合速度 | 最大ウェブ幅 | 最大ロール直径 |
|---|---|---|---|
| MBSC | 200 mpm | 330 mm | 800 mm |
| MBNT | 244 mpm | 660 mm | 1,270 mm |
| MBS | 396 mpm | 711 mm | 1,270 mm |
| MBX | 396 mpm | 838 mm | 1,829 mm |
| MCB | 366 mpm | 1,016 mm | 2,134 mm |
| MCB-WW | 671 mpm | 1,702 mm | 2,134 mm |